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MIRAI KIMURA

製造グループ　木村未来

ひとをつなぐことは、
この会社の夢を
つなぐこと。

この会社だけ、
ちがって見えた。

大学では、経営学を専攻。新卒で営業を経験したのち、この会社に入社しました。興味を持ったきっかけは、この会社が「ロケットの部品をつくっている」と知ったこと。数ある企業のなかでこの会社だけ、ちがう魅力を放っていると感じました。製造業は未経験でしたが、父親が自動車の製造に携わっていたり、小さい頃からプラモデルをつくるのが好きだったこともあり、モノづくりの仕事には関心がありましたね。面接では社長とお話させていただいたのですが、簡単なテストのあとに、その場で「いつから来れる？」と言われたときには驚きました（笑）。決断力が速いひとで、ついていきたいと思わせる魅力がありましたね。入社して最初に担当したのは、刃物や切削道具の部品加工。初めは専門用語がわからず会話の内容が読み取れなかったり、使ったことのない機械の操作に四苦八苦したりしていましたが、先輩に教えてもらい実践するなかで、徐々に覚えていきましたね。そして慣れてくると、より高い精度が要求されるように。最初は1/100ミリ単位だったのが、最終的には1/1,000ミリ単位の精度で加工するようになりました。

自分でやり方を考えると、
仕事は面白い。

入社してから約7年間は、さまざまな部品の研削加工を担当しました。少数多品種の加工を得意としている会社なので、同じ部品を扱うことはほとんどありません。飽きることがないから、ここまで仕事を続けられているのかもしれませんね。これまでには、たとえば半導体製造装置や時計製造機、ロケットなどの部品加工などに携わりました。半導体製造装置の部品はかなり生産量が多かったので、加工条件を工夫し、時間短縮することが求められましたね。通常、研削加工は砥石を用いて行うのですが、一般的なサイズでは、長時間の量産加工には耐えられないと考え、砥石の改良を社長に直接提案し、道具を整えてから加工をスタートさせたこともありました。また、時計製造機の部品は1/10,000ミリという、これまででもっとも厳しい精度が要求される仕事。先方の検査後に再加工を求められることも多く、精度に敏感になる力が養われました。振り返ってみると、この仕事は基本的に「こうしなさい」とは言われません。どんな部品の加工でも、そのプロセスを自分で考えて工夫しています。そこが、やりがいのひとつ。あらゆる条件に配慮し、試行錯誤しているときが一番楽しいですね。

スペシャリストが多い。
だから、自分は彼らのつなぎ役に。

入社8年目となった現在は、精密測定機器部品の研削加工を担当しています。今までは自分でプログラムを組んだら、その後の加工は主に機械を用いていたのに対し、現在は基本的に手動による加工。数十年間この加工に携わる先輩が「最近になってようやくコツを掴んできた」と話すほど、技術力の積み重ねが必要な加工を担当しています。そのためか、今の部署には職人気質の先輩が多い印象。前職でもそうでしたが、自分はひととコミュニケーションをとることが好きなタイプなので、技術を身につけることはもちろんですが、彼らのつなぎ役になれるよう意識して取り組んでいます。また、昨年からはアメーバ経営委員も任され、納期管理や月間の改善点レポートなども行うように。大学時代に経営学を学んでいたので、数字を見るときなど、学んだ知識が活かされていると感じる場面もありますね。委員は自分のほかに2人いますが、彼らは1つの部署での経験が長いのに対し、私は彼らが所属する部署を両方経験。2人の状況が理解できるので、彼らをつないだり、サポートしたりする役割を率先して担うようになりました。

夢を製造する会社。

この会社の好きなところは、社内で交流する機会があることです。たとえば、昼食は社屋に集まり事務職の方がつくってくれたお味噌汁をみんなで食べますし、2ヶ月に1回の飲み会があったり、社員旅行に行けたりもします。これまでには、新幹線のグランクラスに乗って社員旅行に行かせてもらったこともありました。ご時世的に最近はなかなか開催することができませんが、仕事のリフレッシュができるとともに、社員との仲を深められるため、私は社内行事が大好きです。私自身は自分の夢を持っているタイプではないのですが、社長は常に夢を持ち、その実現に向かって進んでいます。今後は、自分の夢を持つことを目標にしつつ、会社の夢を叶えられるよう、持ち前のコミュニケーション能力で、みんなのつなぎ役となって活躍できればと考えています。